“ 1954年版の訓令式の第2表によって修正ヘボン式の表記が事実上許容されて以降、訓令式での表記を謳っている場面でも、実質的には修正ヘボン式に基づいた表記が用いられている場合が多く、訓令式の第1表のみを用いた純粋な訓令式表記を目にする機会は少なくなりつつある。 1937年版の訓令式は、日本式を基礎としてそれに若干の改変を加えたものであり、ヘボン式を排除している。 「國語羅馬字」、「教會羅馬字」は日本語でも通常それぞれ「国語ローマ字」、「教会ローマ字」と訳される。英語 "tomb(墓)" を連想されてしまうのを避けるために付け足された綴りである。 ”